デイリー・レシピ~カリフラワーとじゃがいもの具沢山スープ R#088

雪印メグミルクという会社からハーフ・アンド・ハーフの日本版みたいなクリーム「料理がクリーミー」が発売されたのがうれしくて、またそれを使ったレシピをアップロードしました。ケーキをつくるときのようなホイップ用途には使えませんが、クリーミーな煮込みやパスタ料理などにはぴったりの材料です。動物性乳脂肪が生クリームの半分以下(15%)なので、肥り過ぎをあまり気にしないで使えます。消費期限も長めで(冷蔵庫で1か月から1か月半)、ぐつぐつと長時間煮込んでも分離しにくい性質があります。酸にも強いのでワインをたっぷり使った料理にも向く、これぞキッチンにやってきた頼りになる助っ人です。おまけに生クリームより値段もかなり安いので、家計にもうれしいすぐれもの。乳製品売り場にぜひ定着して、定番アイテムになって欲しくて、もうひとつこれを使ったレシピを追加しました。(その後、タカナシ乳業から同じコンセプトの「クリーミー・プラス」も発売されています。↓の楽天市場の広告参照。)*1

寒い季節はほかほかのスープがことのほか美味しく感じますが、季節のカリフラワーを使った、低カロリーの”食べる”スープです。名前はスープでも、これだけでも立派にメインの料理になります。大きな鍋に沢山作って何度も温め直して食べても味が落ちません。ぜひお試しください。

*1 なお、「料理がクリーミー」「クリーミー・プラス」を置いていないスーパーなども多いので、自分で自作する方法を別レシピで掲載しました。資料編~ハーフ・アンド・ハーフの作り方を参照にしてください。どなたでも簡単に作れます。

材料:(6人分)
カリフラワー 中1株
じゃがいも 中4個
にんじん 1本
たまねぎ 大1個
生しいたけ 10個
ハーフ・アンド・ハーフ(そのレシピ参照)*2   200ml
CHAOKOHブランド・ココナツミルク 250ml
ローレル(ベイリーフ) 2枚
白ワイン 大匙1半
チキンブイヨン(顆粒6g/袋) 12g
サラダ油 大匙1
強力粉 大匙1
適量
あらびき黒こしょう 適量
*2  または「料理がクリーミー」か「クリーミー・プラス」、使う量は同じ200ml


[牛挽き肉ミートボール]
_牛ひき肉 300g
_パルメザン・チーズ 大匙2
_エルブ・ド・プロバンス 小匙2
_強力粉 適量
_塩 適量
_粗びき黒こしょう 適量


作り方

1.カリフラワーは、太いい茎の部分に包丁を入れて取り除き、それぞれの房に切り分ける(写真1)。塩を入れた水から茹でるが、ぬるま湯になったところで強力粉を入れ箸でかき回す、そのまま茎の色がほんのり緑色を帯びるまで茹でる(写真2)。ザルに取り水気をきる。

2.じゃがいもとにんじんは皮を剥き、食べやすい大きさに切る。冷水につけ、あくを抜いた後、塩を入れた水から茹でる。竹串が楽にとおるくらいになったらザルにとり、水気をきる。

3.たまねぎは半分に切り、薄くスライス。しいたけは石突と茎をとりのぞく。

4.容器に強力粉以外のミートボールの材料を全部合わせ、手で丁寧にこねる。直径3センチぐらいのボール状に成型し、外側に強力粉をまぶす。


5.煮込み用の鍋にサラダ油を入れ、たまねぎを炒める。更にじゃがいも、にんじん、しいたけ、ローレル、ミートボールを加えて炒める(写真3)。最後にカリフラワーを入れる。

6.600mlの湯に溶いたチキンブイヨン、ココナツミルク、ハーフ・アンド・ハーフを注ぎ入れ(写真4)、沸騰するまで蓋をして強火で煮込む。具にくらべ汁の量が少ないようなら、適宜湯を足す。沸騰したら白ワインを足し、よくかき混ぜアルコール分を飛ばす。弱火に落とし、塩こしょうで調味し10分程度煮込む。火をおとし、すくなくとも数時間冷めたままにしておく。食べる寸前に火にかけて温め直す。出来立て当日よりも一晩おいた翌日の方が、味がまろやかになり、より美味しい。

メモ
牛肉のミートボールの代わりに鶏肉団子、合鴨のパストラミや手羽元でも。温め直すときは沸騰させないように注意。ココナツミルクが入っていると、吹きこぼれやすいので熱し過ぎないように気をつける。カリフラワーは切り分けた小房が大きいときは、それを更に半分に切り分ける。強力粉を途中で加えて茹でると房が煮崩れしにくくなる。わざと煮崩れさせる方が好みの場合は、強力粉を加えるステップを省けばよい。エルブ・ド・プロバンス(そのレシピ参照)がない場合は、バジルまたはイタリアン・パセリのみじん切りでもよい。(このレシピは2017年10月13日に、市販の鶏肉団子を手作りの牛挽きミートボールに変更しました。また写真を差し替え、作り方の文章も一部加筆しました。)