エルブ・ド・プロバンス R#013

エルブ・ド・プロバンス
エルブ・ド・プロバンスは南仏の地中海に面したプロバンス地方発祥の、ハーブをたくさん使った調味料です。自分で手作りして、煮沸した密閉容器に入れ冷蔵庫で保管すれば2~3カ月は持ちます。ベランダのハーブが出そろったときにこれを作って、お友達にプレゼントしたら大変喜ばれました。最近は市販されているものもありますが、やはり生の摘みたてのハーブで作るのがいちばん。肉や魚、野菜の炒め料理ばかりでなく、スープに入れても味に驚くほどの深みが出ます。その他、マリネ液に、あるいはサラダのドレッシングに加えると風味が一層リッチに。エルブ・ド・プロバンスはそのままパンにつけて食べてもとても美味しいんですよ。私の家では、オーブンで肉や魚を焼くときに、必ず味のアクセントとして加えています。プロバンス地方では、材料のハーブの組み合わせは、家庭によってさまざまとか。このレシピはその一例にすぎません。あなたもご自分の好みに合ったエルブ・ド・プロバンスを創造してみたら。

エルブ・ド・プロバンスに使うハーブはできればすべてを生で揃えたいものです。それも自宅や家庭菜園で育てたハーブなら最高。手折ったばかりの新鮮なハーブは何物代えがたい素晴らしい香りと風味を持ってます。庭がなくてもベランダや、種類によっては室内でも育てられます。ほとんどのハーブはプランターや深みのある陶器の鉢で育ちます。このブログのページ「ベランダでハーブを育てよう」も参考にしてください。


材料:(右下の写真のような外寸縦9センチ、直径7センチぐらいのガラス容器に出来上がり1杯分)
上の見出し写真も参照してください。

バジル(生) 35g
イタリアン・パセリ(生) 10g
タイム(生) 4g
ローズマリー(生) 12g
セージ(生) 5g
アーモンド・スライス 35g
にんにく 大1片
パルミジャーノ・チーズ 30g
オリーブ・オイル(中級以上) 大匙5
小匙1

作り方


1.にんにくはみじん切り、ハーブ類はさっと水洗いしてから、枝を取り除く。パルミジャーノ・チーズは細かく擦りおろす。

2.フッド・プロセッサーに材料をすべて入れ(写真1)、撹拌する。写真2程度ではまだ粗すぎる。


3.写真3,4(4は3のクローズアップ)のような細かさ(まだ多少原型を留めている。ピューレ状には程遠い)になったら攪拌を止める。あまり細かくしすぎないように。

4.すぐに煮沸したガラスの密閉容器に移し替える。その時、スプーンの裏で中身を抑えつつ、空気を抜きながら押し込むようにするのが長持ちさせるコツ。作成日を書いたラベルを貼っておこう。

メモ
 パルミジャーノ・チーズはパルメザン・チーズで代用できる。組み合わせるハーブの割合も好みで加減して。(このレシピは2017年9月24日に写真を追加、一部改訂しました。)