
こればかりでなく、オイルだけを残して瓶などに保存しておき、バゲットなどにつけて食べる、具を変えて別のアヒージョを作る、唐辛子を加えてパスタを作るときの基本のオイル(アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ)にするなど工夫次第で用途はいくらでも浮かんできます。ゆめゆめ残ったオイルを捨てるなんてことはなさいませんように!
[海老とたこ、貝柱のアヒージョ]
材料:タパスとして4~6人分
海老(ブラック・タイガー、生、殻つき) | 200g |
たこ(茹でたもの) | 150g |
帆立貝柱(刺身用) | 70g |
ブロッコリ | 100g |
アスパラガス | 7本 |
にんにく | 4片 |
カイエン・ペッパー | 小匙半 |
エルブ・ド・プロバンス(そのレシピ参照) | 大匙2 |
オリーブ・オイル | 215ml |
塩 | 適量 |
こしょう | 適量 |
作り方:
1.海産物の材料を取り揃える(写真1)。にんにくは薄切りにする。ブロッコリはそれぞれの房を縦半分に、アスパラガスは固い部分を切り落とし長さ3センチぐらいに切る。ブロッコリとアスパラガスは、熱湯で軽く茹でて冷水にとる(写真2)。海老は熱湯で茹でて殻を剥き、背ワタを取り除く(写真3)。たこは食べやすい大きさにぶつ切り、帆立貝柱は厚ければ、水平に包丁を入れて2枚に切り分ける。写真1程度ならそのまま。
3.にんにくに焦げ色がついたら(写真4)、海老、たこ、200mlのオリーブ・オイル(写真5)を加えてオイルが沸騰するまで強火で加熱する(写真6)。
5.野菜に火が通ったら、貝柱を入れる。最後に、カイエン・ペッパーとエルブ・ド・プロバンスを加え、全体を混ぜ合わす(写真8)。塩・こしょうして味を調える。
メモ:
エルブ・ド・プロバンスは味のアクセントなので省略可。カイエン・ペッパーは、ピリ辛が好みなら輪切りにして種を除いた鷹の爪(好みの量)に変えても。
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応用編:残ったオイルでスパゲッティ・ペスカトーレ
アヒージョの残り(具の一部を含む)からオイルだけをレードルで掬い、別容器(ガラス瓶など)に移して保存する(200mlぐらいは移せるはず)。
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スパゲッティ・ペスカトーレの出来上がり |
ガラス瓶に移した方のオイルは、密閉容器なら常温で1カ月はもつので、さまざまな用途に使える。その主なものとしては、
1.シーフードが具のパスタ料理のソースに
2.リゾットのベースに、ピラフやドリアの味付けに
3.カリカリに焼いた野菜にかける
変わったところでは、お餅をこのオイルにつけて煮ても美味しい!
リニューアル情報:このレシピは2020年5月4日に出来上がり写真を変更、本文を加筆、新たにスパゲッティ・ペスカトーレの項と調理中の写真を追加しました。