コールド・トマトのチーズ風味 R#057


これは料理ともいえないほどの簡単な一品です。でも今年(2019年)のような”殺人的な”暑さが続いた時期には、このコールド・トマトのおかげでどれほど癒されたかわかりません。幸いそんな暑さのおかげでトマトの生育が大変良かったのでしょう、9月になっても八百屋さんには新鮮で実のしっかりしたトマトが山積みされていました。それを手に入れたら、ただ一つの手間、皮を剥くという作業をするだけで、暑さを忘れるほどのインパクトのあるサイド・ディッシュができるんです。もちろん、冷蔵庫でギンギンに冷やす必要がありますけど。ここではマスカルポーネ・チーズとコルニションのみじん切りを合わせたレリッシュを載せていますが、ほかのチーズ、モッツアレラやホワイト・チェダーなどがあればさらに変化を楽しめるでしょう。ぜひ一度お試しください。

材料:
トマト(中サイズ) 2個
コルニション(またはほかのピクルス) 1本
マスカルポーネ・チーズ 大匙2
ライムの絞り汁 小匙1


作り方:

1.コルニション(あるいはほかのピクルスでも)をみじん切りに(写真1)。

2.マスカルポーネ・チーズを加えて混ぜる(写真2)。その上にライムの絞り汁をかける。そのまま冷蔵庫で保存。

3.トマトのヘタ側ではない方に包丁の先で軽く十文字を入れる(写真3)。

4.次に同じく包丁の先で、ヘタの周囲に円形に包丁を深く差し込んで、後でヘタとその下の芯(固い部分)を抜き出しやすくする(写真4)。
5.鍋に湯を沸かし、沸騰したらトマトを1個入れて、トマトの水面から飛び出している部分にレードルで熱湯をかけながら、1~2分ゆでる(写真5)。


6.トマトの皮が包丁を入れた切れ目から剥けてきたら火を止めレードルで掬い出す(写真6)。それ以上長く茹ですぎないこと。

7.小さめのフォークを使って、ヘタとその下の芯を抉り出す(写真7)。

8.ヘタがあった方を下にしてまな板の上に置き、トマトを四半分に切り、真ん中を押し広げて、2.のレリッシュを適当に載せる(写真8)。

メモ:
この料理には種の部分が少ない、触って硬めの、フルーツ・トマト系のトマトを使いたい。