バターナッツかぼちゃのフムス風とはちみつ味 R#044



近頃は近所のスーパーや近県のアンテナショップで珍しい西洋野菜を見かける機会が多くなりました。先日も長野県のアンテナショップの一つでバターナッツかぼちゃが売られているのに気づいて思わず1個衝動買いしてしまいました。家に戻って考えてみると、バターナッツかぼちゃといえば、スープなのに今日明日の気温は温かいスープが欲しくなるほどの涼しさではありません。そこで半分をフムス風にマッシュし、残りはオリーブ・オイルで焼いて、ごまペーストとスパイスのソースで食べることにしました。


バターナッツかぼちゃは秋が来た知らせ!
フムスは地中海の東に接する中東の国々でポピュラーな料理ですが、定番のひよこ豆をマッシュする代わりに、バターナッツかぼちゃで作ることもあるようです。ソースは、タヒニというゴマペーストとラス・エヌ・ハラートというミックス・スパイスを使うのが常道らしいのですが、どちらも日本では手に入りにくいので、とりあえず、手許にあった芝麻醤(中華用のゴマペースト)と類似のスパイスの組み合わせで作ってみました。それなりに楽しめたと思います。マッシュしたフムス風(写真で丸いお皿に入っている方)は前菜にもなり、またライ麦入りパンにつけて食べてもおいしいです。薄切りにしてオリーブ・オイルで焼いた方(長方形のお皿に入っている)は、はちみつ味なのでちょっとしたデザート代わりになるでしょう。


材料:長さ30センチぐらいのバターナッツかぼちゃ1個から作れる量(上の写真)

バターナッツかぼちゃ 1個
はちみつ 大匙2
オリーブ・オイル 大匙1
シナモン・パウダー 大匙半
レモン汁 大匙半

[ラス・エヌ・ハラート風ソース]
_シナモン・パウダー 大匙半
_クローブ 小匙半
_パプリカ・パウダー 小匙半
_クミン・シード 小匙半
_芝麻醤 小匙半

作り方
  1. バターナッツかぼちゃはピーラー使うと簡単に皮を剥ける。縦に半分に切り、丸い部分にある種とわたを完全にとりのぞく。バターナッツの果肉はかなり固い(中華料理用の鉈包丁が欲しいくらい)ので、よく切れる包丁を使うこと。
  2. 丸い部分と(スプーンに譬えるなら)柄に相当する部分に切り分け、丸い部分はマッシュして使うので同じくらいのサイコロ切りにする。柄に相当する部分は厚さ3mm程度の薄切りにする。
  3. サイコロ切りしたかぼちゃを耐熱皿に入れ、ラップして電子レンジで(600Wの場合)10分くらい熱する。マッシャーで潰せるくらいに軟らかくなるので、マッシャーでなるべく細かく、ねっとりするまで潰す。シナモン・パウダー大匙半を振りかけよく混ぜる。潰したかぼちゃを元の耐熱皿に戻し、予熱した170度Cのオーブン下段で5~8分ほど焼く。熱いうちにレモン汁をふりかけて、食卓用の皿に移す。
  4. 薄切りにしたかぼちゃは、オリーブ・オイルを敷いたフライパンに重ならないようにして平らに並べ、果肉がやわらかくなるまで炒める。軟らかくなったら、はちみつを加えて全体にまぶす。食卓用の皿に移す。冷たくなっても味は殆ど変らない。
  5. ソースを作る。小鉢にソースの材料を全部入れてよくかき混ぜる。食卓に出して、ディップ・ソースのように使ってもらう。

メモ
芝麻醤の代わりに和食用の練りごまでもよい。


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