オリーブ・オイルで健康・長寿
どんなオリーブ・オイルを使う?
オリーブ・オイルのテイスティング
好みに合ったオリーブ・オイルを選ぶ最良の方法は、ワインを選ぶときと同じ、テイスティングです。テイスティングのやり方はいろいろありますが、自宅でテイスティングできるときは、ワインとほぼ同じやり方でテイスティングします。小さめのグラスにスプーン一杯のオリーブ・オイルを静かに入れ、手の体温で温めます。オイルから登って来る香りを何回か吸い込み、香りを確かめたあと、口の中に注ぎ込み、そのまま、口を閉じて、舌と口蓋でオイルの持つ風味を味わいます。もっと簡単な方法は、平皿にオイルを垂らし、味の付いていないパンの切れ端を浸して食べてみるやり方です。茹でたじゃがいものスライスにオイルを垂らすという方法もあると聞いたことがあります。オリーブ・オイルの産地について
いま世界のオリーブ・オイル生産の9割は地中海沿岸で行われています。その中でも、産地ごとにそれぞれ特筆すべき特徴があります。
世界最大の生産国はダントツでスペインです(年間82万トン、2012-13年)。2位のイタリア(49万トン)を大きく引き離しています。スペインのオリーブ・オイルは、最上品から普及品まであらゆるレベルの品質に分かれます。生産量のうちかなりの部分は、バルク(原材料)の形で海外に輸出され、大手業者の手で製品化され、そのブランドで流通していると言われていますが正確な統計はないようです。
イタリアのオイルは、地形や気候の複雑さを反映して、バラエティが非常に豊かなのが特徴です。トスカーナやリグリア産などのように、高品質のオリーブ・オイルの代名詞となっているものも少なくありません。イタリア産のオリーブ・オイルのほぼ半分は、アドリア海に面した温暖な州、プーリア州で生産されたものです。
3位のギリシャの生産量は35万トンで、1人当たりのオリーブ・オイルの消費量では世界一です。最高の食用オリーブと言われる、カラマタ・オリーブの産地を抱えるだけあって、ギリシャのオリーブ・オイルも高品質で知られています。
ギリシャの次にチュニジア、シリア、トルコと続きます。日本の生産量は世界統計にも載らないくらいごくわずか。大部分は美容目的に使われているようです。
一方、オリーブ・オイルの輸入国としては日本は、米国、イタリア、ブラジル、カナダに次いで世界の第5位にランクされています。しかし国別の消費量では、世界の16位で、わずか4.2万トンに過ぎません。オリーブ・オイルのもたらす健康上のメリットと万能とも思える用途の広さを考えると、もっともっと増えていいはずです。
以上の統計データはInternational Olive Oil Councilの資料に基ずく
ギリシャの次にチュニジア、シリア、トルコと続きます。日本の生産量は世界統計にも載らないくらいごくわずか。大部分は美容目的に使われているようです。
一方、オリーブ・オイルの輸入国としては日本は、米国、イタリア、ブラジル、カナダに次いで世界の第5位にランクされています。しかし国別の消費量では、世界の16位で、わずか4.2万トンに過ぎません。オリーブ・オイルのもたらす健康上のメリットと万能とも思える用途の広さを考えると、もっともっと増えていいはずです。
以上の統計データはInternational Olive Oil Councilの資料に基ずく