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日本では生ソーセージがなかなか手に入らないので、とうとう自分でそれに似たものを自作してみました。しかも、家庭では手に入れにくいケーシング(羊腸や豚腸)なしで、なんとかそれらしいものを作ろうという挑戦です。生ソーセージを料理する時は、ケーシングを外すことが多いので、それならいっそケーシングに詰める工程を省いて、中味だけを作ってしまおうというわけです。出来上がりは上々、自分の好みのハーブやスパイスを入れて、これこそ他にはどこにもない特製のソーセージが作れました。ベランダで育ち過ぎ気味の大きなセージの葉で巻いたら、前菜にもビールのおつまみにもピッタリの一品が誕生!ローズマリーとセージはぜひ生の葉をお使いください。肉の臭みが消えて、塩レモンの味ともよく合います。出来上がりをすぐ食べてもいいのですが、粗熱を取り密封容器に入れて冷蔵すれば3日くらいは持ちます。普通のソーセージと違って、冷えた状態でもおいしいですよ。
材料:(4個分)
豚挽肉 | 120g | ||||||||||||
生セージの葉 | 6枚(うち4枚はそのまま、残りは刻む) | ||||||||||||
ローズマリーの葉 | 4枝(先の方の柔らかい葉のみを使う) | ||||||||||||
たまねぎ | 4分の1個 | ||||||||||||
オリーブ・オイル | 大匙3 | ||||||||||||
ナツメグ・パウダー | 適量(できればホールのおろしたてを) | ||||||||||||
クミンシード | 適量 | ||||||||||||
おろしにんにく | 大匙半 | ||||||||||||
片栗粉 | 大匙1 | ||||||||||||
白ワイン | 大匙1 | ||||||||||||
粗塩 | 適量 | ||||||||||||
粗挽き黒こしょう | 適量 | ||||||||||||
[塩レモン・ソース]
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作り方:
1.混ぜ込み用のセージの葉とローズマリーの葉はみじん切りに、たまねぎもみじん切り。
2.ボウルに豚挽肉、みじんにしたセージとローズマリー、オリーブ・オイル大匙1、たまねぎ、ナツメグ、クミンシード、おろしにんにく、粗塩、こしょうを入れて、粘りが出るまで手でよく捏ねる(餃子の具を作るときと同じような感覚で、写真1)。
3.2.を4等分し、ソーセージの形に手で成形する。外側にセージの葉を巻きつける。炒める間に剥がれないようにしっかり貼り付ける。 まわり全体に片栗粉を振りかける(写真2)。
4.3.のフライパンにオリーブ油大匙2を入れて温め、ソーセージを並べる。白ワインを振りかけ、蓋をして中火で蒸し焼きにする。途中でソーセージを転がすようにして全面に火が通るようにする(写真3)。肉の外側に軽く焦げ目がつくくらいまでよく焼く。
5.塩レモン・ソースを作る。小さなガラス容器にレモン汁、フッド・グレイダーでおろしたレモンの皮(写真4)、おろしにんにく、アンチョビ・ペースト、粗塩、室温に戻しておいたバター(ごく少量でよい、2gか3gくらい)を合わせ、よくかき混ぜる(写真5)。
6.食卓に出す前に、ソーセージに塩レモン・ソースを軽くふりかけ、残りをソース入れに入れて食卓に出す。
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リニューアル情報:このレシピは2020年6月2日に写真を補正して差し替え、配置順を横に変更しました。