おもてなしレシピ～前菜、いちじくの生ハム巻き R#036

前菜には必ずその季節のものを何か取り入れるようにしています。今度の食事会ではぜひいちじくを使いたいと思っていました。毎年、６月上旬にはいちじくが市場に出ると記憶していましたから。ところが、食事会の日が迫って来たのに、なかなかいちじくがスーパーや果物屋さんの店頭に現れず、だいぶハラハラさせられました。このメニューを出すと、いちじくって丸ごと食べても美味しいのね、とみなさん驚かれます。こんな食べ方があると知って頂けるのもパーティをやっている醍醐味です。バジルといちじくって不思議と合うんですよ。それに生ハムがまたぴったり。いちじくは春と秋の２回市場に出回ります。８月下旬から９月に出回るものは種類も多く旬の味を楽しめます。ぜひお試しを。

材料：４人分

生ハム	４枚
いちじく（よく熟したもの）	１個
バジルの葉	４枚

作り方：

１．いちじくは完熟したものを使う。まだ緑色の部分が残っているときは常温で保管して茎に近い部分まですっかり濃い紫色になってから使うようにしたい。熟したいちじくをよく水で洗い、縦に四つ割にする（写真１）。

２．幅の広いプロシュート・ハムを使うときは料理用はさみなど使って細長く２等分する。国産の生ハムは長さが短かすぎて巻きにくいものが多いので、買うときに注意。細長くスライスしてあるものを選ぶ。バジルの葉は水洗いしてキッチン・ペーパーなどで水気を良く切っておく。

３，それぞれのいちじくの上にバジルの葉を載せ（写真２）、生ハムで巻く。冷蔵庫で冷やしてから食卓に出す。