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フェンネルの根茎(フィノッキオ) |
材料:2人分
豚ひれ肉ブロック | 300g前後 |
白たまねぎ | 大1個 |
フェンネル(根茎) | 1個 |
ケイパー(オイル漬け) | 大匙2 |
トマト缶(ダイスカット400g/缶) | 半缶 |
白ワイン | 50ml |
オリーブ・オイル | 大匙2 |
レモンの皮(おろす) | 半個分 |
にんにく | 1片 |
ハーブ・ブイヨン(マスコット・オーネ)6g | 100mlの湯に溶かす |
塩 | 適量 |
粗挽き黒こしょう | 適量 |
イタリアン・パセリ(生、きざむ) | 1つかみ |
作り方:
- 豚ひれ肉のブロックは普通クサビ形をしているので、1本を長さ半分に切る(下の図)。そのままではこの料理には細すぎるので、次のようにして平べったい台形にする。
- ひれ肉の切り口を上にしてまな板の上に置き、切り口の上に掌または平らな皿を押し当て、上から力を入れて肉を押し潰す。肉の高さが5センチくらいに縮まるくらいまで押す。上下の切り口に塩こしょうしてよく擦りこむ。
- フェンネルは、青い茎を切り捨て、根茎の一番外の固い部分をはぎ取った後、厚さ5ミリ程度の輪切りにする。白たまねぎは半分に切り、さらに薄切りに。にんにくは皮を剥き薄切り。ケイパーはみじん切りに。
- 鍋にオリーブ・オイル大匙1を入れて熱し、2.のひれ肉を並べて入れ、肉のまわり全体に焼き色がつくまで焼く。焼き色がついたら、鍋から出してアルミフォイルで包み、密封したまましばらく休ませる。
- 4.の鍋にオリーブ・オイル大匙1を足し、中火でにんにく、白たまねぎ、フェンネルを炒める。塩を小匙半程度加える。しんなりしてきたら、みじん切りしたイタリアン・パセリの半量を加える。白ワインを注いで強火にし、アルコールを飛ばす。
- トマト缶の中味を汁ごと加えて、弱火で10~15分煮込む。
- 4.の肉を鍋に戻し、ハーブ・ブイヨン(またはチキン・ブイヨン)1袋(6g)を100mlの湯に溶いたもの注ぎ入れ、更に10~12分煮込む。蓋をせずにトマト・ソースがどろっとなるまで煮詰めること。途中でケイパーとレモンの皮を加える。
- 豚ひれ肉に完全に火が通ったころを確かめ、火から下ろす。
- 豚ひれ肉を先に皿に移し、その上から鍋の中のソースを注ぎかけ、残りのイタリアン・パセリを散らして食卓へ出す。
ケイパーが酢漬けの場合は酸味が強すぎるの量を減らす。ひれ肉の焼け具合を確かめるには、ステーキ・ナイフの先を刺して肉の色を直接見るか、あるいは指で上面を押して、弾力を確かめる。かなり弾力があれば中まで焼けている。
フェンネルの根は入手がなかなか難しいが、白たまねぎだけでも美味しくできるので試みて欲しい。その場合白たまねぎの量を2個に増やす。白たまねぎがない季節(秋から冬)は赤や紫たまねぎでも。