デイリー・レシピ~カネリーニ豆とソーセージのカレー風味炒め R#083


前に付け合わせとしてコーンと豆、じゃがいもの炒め物を紹介しましたが(メカジキの香草風味パン粉焼、コーンと豆、じゃがいもの付け合わせ R#032)、じゃがいもの代わりにカネリーニ豆を使ってみたら、とてもおいしい総菜ができたので、独立したレシピとして紹介します。カネリーニ豆は日本の白いんげん豆に似た豆ですが、イタリア産のカネリーニ豆は、加熱するだけで薄い表皮がとろけてしまうぐらい軟らかく、多くの豆特有のボソボソした口当たりがないので、スープやリゾットなどによくも使われます。今回はソーセージやスイート・コーンと合わせて炒めてみたのですが、思った以上に美味しく仕上がりました。やわらかいカネリーニ豆は炒めただけで他の材料とよくからみあい、まるでソースのような役目をしてくれます。豆好きにはこたえられないううれしい働きです。調味料は、カレー粉少々とひとかけらのバターだけ。その方がカネリーニ豆の美味しさが引き立ちます。上の写真では、炒めた後、最後に刻んだコリアンダーを散らしていますが、それが好みでなければクレソンを茎ごと一緒に炒めるのもいいと思います。
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カネリーニ豆の代わりにじゃがいもを使う場合:
(上のレシピからのスピン・オフ)
右ずっと下の写真は、このレシピでカネリーニ豆の代わりにじゃがいもとグリーンピース、コリアンダーとたまねぎの代わりにクレソンを使ったものです。ソーセージはアンティエ・ブランドのハーブ・ソーセージを使っています。これでもとても美味しいので、カネリーニ豆がない場合におためしください。

材料:(3人分)

ポジリポ・カネリーニ豆缶 1缶(固形量240g)
スイート・コーン(冷凍) 100g
ガーリックまたはハーブ・ソーセージ 150gぐらい
たまねぎ 半個
バター 15g
にんにく 1片
カレー粉 小匙2
オリーブ・オイル 大匙2
適量
粗びき黒こしょう 適量
コリアンダー 2本(葉のみ)

カネリーニ豆を使わない場合:

上のカネリーニ豆をじゃがいも小3個に、コリアンダーをクレソン(茎ごと)1束に変更する。グリーンピース(冷凍)100gを追加。たまねぎは使わない。ソーセージは日本ハムのアンディエ・ブランドのハーブ・アンド・スパイス・ソーセージ(右の写真)を使っている。


作り方
  1. カネリーニ缶は中身をザル等にあけ、水にさらしてぬめりを取り除いておく。ソーセージは形状により食べやすい大きさに輪切りまたはサイコロ切り。にんにくは薄切り。たまねぎは半分を薄くスライス。冷凍のコーンは使う前にさっと熱湯をかけてまわりにはりついた氷を落としておく。
  2. フライパンにオリーブ油を熱し、にんにくが色づくまで炒める(アーリオ・オーリオを参照)。更に、たまねぎを加える。
  3. たまねぎがしんなりしてきたら、カネリーニ豆、スイート・コーン、ソーセージの順に加え、中火で焦げないように注意しながら、軽くかき混ぜながら炒める。ソーセージに火が通ったらカレー粉を振りかけ、塩・こしょうして味を調える。
  4. バターをフライパンの中央に落とし、さっとまぜて全体になじませる。火からおろし、中身を食卓用の皿に移し、コリアンダーの葉を散らす。
カネリーニ豆を使わない場合:
  1. じゃがいもとグリーンピース、クレソンの
    カレー風味炒め
    じゃがいもは皮をむき、水につけてあくをだしてから、軟らかくなるまで茹でる。水けをきってサイコロ状に切る。ハーブ・ソーセージは長さ1センチくらいに輪切り(じゃがいもと大きさを揃える)。グリーンピースは冷凍のままスイート・コーンと一緒にフライパンの中へ。クレソンを使う場合、茎の固い部分だけを切り落とし、3.の味見の前に、フライパンに茎ごと加えてさっと火を通ししんなりさせる。
  2. 他は上のレシピの通りでよい。
メモ
    カネリーニ豆は崩れやすいので、あまり長く加熱し過ぎないこと。アンティエ・ブランドのハーブ・アンド・スパイス・ソーセージが入手できなければ、他のソーセージ(できればハーブ入り)でも美味しくできる。