材料:3人分(夕食のメインとして)
アスパラガス(細いもの) | 6~7本 |
ブラウン・マッシュルーム | 200g(軸を取り除く前の重さで) |
古い食パン(1斤6枚切り) | 1枚 |
チョリソー・ソーセージ | 120g(4本ぐらい) |
卵 | 5個 |
オリーブ・オイル | 大匙2 |
白ワイン | 大匙1 |
にんにく | 2片 |
レモン・ゼスト | 少々 |
イタリアン・パセリ | 大匙2 |
コリアンダー | 2本 |
塩 | 適量 |
粗びき黒こしょう | 適量 |
作り方:
1.マッシュルームは汚れをふき取り、軸の部分を取り除き、傘の部分を薄切りに(写真1)。チョリソーは薄く小口切り(写真2)。古くなった食パンは幅1センチ長さ2センチほどに角切りにする(写真3)。にんにくは薄切り。イタリアン・パセリはみじん切り。
2.アスパラガスは茎の長さで下から3分の一くらいを切り捨てる。さらに茎が硬ければピーラーで皮を剥く。塩の入った熱湯でさっと(春先のアスパラ)、あるいは2分以上(そのほかの季節)茹でて(写真4)、冷水にとり色止めしておく。
3.フライパンにオリーブ・オイル大匙1を熱し、にんにくを炒める。薄く色がついたら、古いパンを入れて菜箸で混ぜながら炒める。パンがオリーブ・オイルをすっかり吸い込んだところで火を消す(写真5)。パンにも薄く色がつけばいい(クルトンのように固くしない。パンのやわらかさを残す)。フライパンからパンだけを取り出してキッチンペーパーなどの上で冷ます。にんにくはフライパンに残したまま。
5.3.のフライパンにオリーブ・オイル大匙1を足し、マッシュルーム、チョリソー、アスパラガス、別にしておいたパン、レモン・ゼスト(レモンの皮をすりおろしたもの)を加え、中火でかき混ぜながら炒める(写真6)。白ワインを注ぎ、火を強火にしてアルコールを飛ばす。塩こしょうで調味し、辛みが足らなければカイエン・ペッパー(分量外)で辛さを足す。
6.4.の溶いた卵を注ぎ入れて(写真7)、弱火に落とし必ず木へらを使って全体を素早く混ぜる。卵の一部がまだ生のうちに火を消し、余熱で卵に火を通す(下の写真8↓)。卵が好みの状態になったら、フライパンの中身全体を別の陶器皿に移す。きざんだイタリアン・パセリを散らし、コリアンダーの枝を飾る。
スペイン料理では、このレシピのように古いパンをよく使う。そのせいで、見かけよりも食べごたえがある。朝食にするなら、これと熱いコーヒーだけで完璧なその日のスターターになる。辛いのが苦手の場合は、ソーセージの半分を普通のソーセージにしても(写真2)。但し主な味付けはチョリソーからでる辛みなので、全部を普通のソーセージにしてしまうと、味がぼやけてしまうだけでなく、スペイン料理らしさもなくなる気がする。