
付け合わせの、じゃがいもに卵の衣をつけてオリーブ・オイルでさっとソテーするのも、スペインのバルの定番。どちらも夏のビールにはこれ以上ない伴侶になります。あまりおいしすぎてビールを飲み過ぎないように!
材料:3人分
生ハム(国産の廉価品でよい) | 100g |
ソーセージ(1本60g前後のもの) | 180g |
ミニトマト(大きめ) | 6個 |
たまねぎ | 中1個 |
溶き卵 | 4個分 |
青唐辛子(ししとう、万願寺など) | 6~7本 |
はちみつ | 大匙1 |
白ワイン | 大匙1 |
パプリカ(粉末) | 小匙1半 |
チリ・パウダー | 小匙1 |
にんにく(大) | 1片 |
オリーブ・オイル | 大匙2 |
粗挽き黒こしょう | 適量 |
塩 | 適量 |
バター | 30g |
イタリアン・パセリ(みじん) | 大匙1 |
[じゃがいもの卵衣ソテー]
_じゃがいも(男爵かキタアカリ) | 大1個 |
_溶き卵 | 1個分 |
_小麦粉(薄力粉) | 適量 |
_オリーブ・オイル | 大匙2 |
_こしょう | 適量 |
作り方:
1.にんにくは皮を剥き薄くスライス。ミニトマトはヘタを取り半分に切る。青唐辛子はヘタを取り、縦半分に切って種を除く(写真1)。たまねぎは半分に割り、繊維を断つ方向に薄切り。ソーセージは縦半分に切り、それを厚さ5ミリ程度の半月状に切り分ける(写真2)。卵4個はひとつの器に溶いて塩こしょうしておく。
3.にんにくの香りがオイルに移ったら、ソーセージ、たまねぎ、青唐辛子、ミニトマトを入れて中火で炒める(写真3)。パプリカとチリ・パウダーを振り入れ、白ワインを注ぎ、全体をよく混ぜる。はちみつを加えて更に混ぜ、味見をして塩こしょうを振る。鍋の中身全体がしんなりとして、混ぜているときの感触がひとつにまとまって来たら火を止める(写真4)。みじんに刻んだイタリアン・パセリを散らす。
5.4.のフライパンに生ハムを切らずに入て熱する(写真6)。さっと火が通ればよい。別に取り出す。
6.食卓へ出す銘々皿に4.のスクランブル・エッグを敷き、その上に3.のフライパンの中身を取り分けて載せる。体裁よく中身を卵の上に移すには写真7のようなセルクルを使うとよい。セルクルの下に透明のプラスチックの板をあてがい、中身を入れ、卵の上で板を引き抜く。中身が崩れずに卵の上に載る(写真8)。
7.その上に更に5.の生ハムを広げて載せる。
8.次に、じゃがいもの卵衣ソテーを作る。じゃがいもの皮を剥き、5ミリ厚ぐらいの薄さにスライス、塩の入った水に入れて水からゆがく。竹串などを通してみて、やや硬めに茹で上がったら、湯をきり、キッチン・ペーパーで水けをふきとる。じゃがいもの両面に小麦粉をまぶし、溶き卵に通す。
3.のフライパンをさっと洗い、オリーブ・オイルを入れて熱し、じゃがいもを弱めの中火で炒める。オイルの量が少ないようならオリーブ・オイル(分量外)を足す。オイルの量が少なすぎると卵が焦げ付くので、オイルは十分に。途中で一回フライ返しなどを使って、じゃがいもの衣が剥げないようにそっと裏返す。蓋をして2~3分蒸し焼きにする。最後にこしょうで調味して出来上がり。ピぺラドとは別の皿で出す。
リニューアル情報:
このこのレシピは2020年4月11日にリニューアルし、出来上がり写真を変更、本文に加筆、調理中の写真を追加しました。