チノ=イタリアーノ~パストラミとココナツ・ミルクのスープ R#068

今回はチノ=イタリアーノの2回目のレシピです。薄切りのビーフ・パストラミとエスニックな食材である、ココナツ・ミルクでスープを作りました。ココナツ・ミルクは中華料理でもよく使います。特に中華風のスープの隠し味として使うと、味に奥行きが出るのですが、残ったココナツ・ミクルはガラス容器などに入れて冷蔵してもあまり長く持ちません。そこで残り物のココナツ・ミルクの利用法として考えたのがこのレシピです。作ってみると、パストラミとココナツ・ミルクの相性がびっくりするくらいぴったり。ごはんのおかずとしてだけでなく、パンやパスタにも合います。ブイヨンの代わりに顆粒の鶏ガラだしと貝柱だしをベースにしているので、中華料理風の味を想像されるかもしれませんが、ビーフ・パストラミとジャガイモのせいで、イタリアンの食事とでも全く違和感なく調和するのは不思議なくらい。手間もかからず、高価な材料もいらないデイリー・メニューにふさわしいひと品です。

材料:3人分

ビーフ・パストラミ(スライス) 80g
ココナツ・ミルク 150ml
じゃがいも(メークイン系) 小1個
たまねぎ 大半個
牛乳 大匙2
鶏ガラだし(顆粒) 大匙1
貝柱だし(顆粒) 小匙1
五香粉 2ふり
胡麻油 大匙1
適量
あらびき黒こしょう 適量
300ml


作り方


    1.じゃがいもは皮を剥き、小さめの乱切りにして、熱湯で茹でアクを抜く。竹串がすっと通るまでしっかり茹でる。冷水にとり水を切る(写真1)。たまねぎは薄くスライス。

    2.鶏ガラだしと貝柱だしを300mlの湯に溶かしておく。
    胡麻油を鍋に入れ、たまねぎとパストラミを炒める(写真2)。

    3.じゃがいもとココナツ・ミルク、牛乳を加え、五香粉を振る(写真3)。


    4.300mlの湯に溶いた鶏ガラだしと貝柱だしを注ぎ入れ(写真4)煮立たせる。塩こしょうで味を調える。

    5.じゃがいもが完全に軟らかくなったら、できあがり(写真5)。

    メモ:

    パストラミの縁にこしょうが沢山ついているときは、加えるこしょうは少なめか全くなしでもよい。ビーフ・パストラミは”ペッパー・ビーフ”という名前で売られていることがある。実体は同じものだ。日本では欧米ほどパストラミという名前になじみがないので、そうしないと売れないのかも。ココナツ・ミルクが入っているスープは吹きこぼれやすいので注意。


    リニューアル情報:このレシピは2020年4月27日に出来上がり写真を変更、調理中の写真を追加しました。