デイリー・レシピ～グリーンピースとバジルのパスタ、アーモンド風味 R#074

今度もディリー・レシピのパスタ料理ですが、味の点からはかなりユニークな一品です。豆類の中でもグリーンピースは栄養価が高くしかもとてもおいしい素材ですが、裏ごしにしてスープにするか、炊き込みご飯とかオムレツの材料ぐらいにしか使われる機会がないのは、常日頃から残念に思っていました。このレシピは、ＣＳ局のＤｌｉｆｅで放映中の「ジェイミー・オリヴァーがゆく！スーパーフードの旅」で放送されたレシピ「アーモンドとバジルのギリシャ風カルボナーラ」からヒントを得て考えたものです。このようなグリーンピースをたっぷり使う料理は意外と多くありません。あまり知られていないようですが、グリーンピースにはたんぱく質、カリウム、亜鉛、各種のビタミンＢ、それに脳の活性化に役立つナイアシンが豊富、しかも食物繊維が高い比率で含まれています。その点からも、ぜひお試しいただきたいと思い、私流のアレンジを加え（特にグリーンピースの比重を多くして）紹介しています。グリーンピースの青臭さが苦手という方も結構多いようですが、アーモンドとバジルと一緒にフッド・プロセッサーにかけることで、青臭さはかなり減らせます。生のグリーンピースが出回る時期は、非常に短いのですが、冷凍のグリーンピースでもおいしくできるので、年間を通じて活用して欲しいと思います。

材料：（４人分）

スパゲティ	170g
グリーンピース（冷凍）	250g
アーモンド・スライス	50g
バジルの葉（生）	20g
ベーコン	60g
生クリーム	100g
溶き卵	１個分
レモン汁	１個分
パルメザン・チーズ	大匙４
にんにく	１片
塩	適量
粗びき黒こしょう	適量

作り方：

１．バジルはみじん切りにする。グリーンピースは冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍しておく。にんにくは皮をむき薄切りに。アーモンド・スライスはフライパンで乾煎りし、香りを出す。ベーコンは薄い短冊切りに。

２．フッド・プロセッサーにアーモンド・スライス、バジル、にんにくを入れ（写真１）、レモン汁をふりかけてから２回ほどプッシュして粗めに砕く（写真２）。
３．2.にグリーンピースを加えて更に２～３回プッシュして写真３程度の粗さに砕く。ピューレ状になる前の、まだグリーンピースの形が僅かに残っている状態になればよい。フッドプロセッサーから中身を別容器に移す。（このすぐ↓写真程度になればよい。）

４．スパゲティを塩を入れた湯で茹で始める。

５．大きめのフライパンにベーコンを入れて炒める。ベーコンの色が変わり、形が縮みだしたら、そこへ別容器の中の3.をそっくり移し入れてスパチュラなどでよくかき混ぜながら中火で炒める（写真４）。塩こしょうする。

６．茹であがったスパゲティをトングなどで掬って5.のフライパンの中に移し入れて（写真５）、全体をよく混ぜ合わす。

７．6.の火加減を極弱火に落とし、生クリームと溶き卵を混ぜ合わせた液を注いで、手早くかき混ぜる（写真６）。
出来上がりのパスタにパルメザン・チーズをふりかけて供する。

メモ：

このパスタはかなり食べごたえがあるので、スパゲティの量は上の分量で満腹感を得られるはず。生クリームのカロリーが気になる向きは、ジェイミー・オリヴァーのオリジナル・レシピのように無脂肪ヨーグルトを使っても。