たことじゃがいも、マッシュルームのタパス R#097

スペイン人の生活には欠かせないタパスのなかでも最も普通に食べられているたことじゃがいもがメインのシンプルなタパスです。スペインでは家の外でとる夕食は午後9時から11時頃になるのが普通になっているとか。そんな遅い食事を待ちかねてバルなどでワインをひっかけながらつまむのがタパスで、普通バルには10種くらいの様々なタパスが用意されていて、いくつかのバルをはしごしながらいろんなタパスを楽しむのが習慣なのだそうです。なかでもこのガリシア風のたことじゃがいものタパスは、たこが捕れる港町と知られるガリシアの定番の郷土料理で家庭料理としてもポピュラーな一皿。味付けはにんんくとオリーブオイルが主でタパスとしてはシンプルなほうですが、その味のシンプルさゆえにバルには欠かせないスペイン人の大好物となっているそうです。


材料:(タパスとして3~4人分)

たこ(茹で) 150g
じゃがいも(男爵) 中3個
ホワイト・マッシュルーム 大4個
にんにく 2片
パプリカ・パウダー 大匙1
カイエン・ペッパー 小匙半
オリーブ・オイル 大匙3
適量
粗びき黒こしょう 適量

作り方



1.半分に切ったじゃやがいもを塩を入れた湯で茹でる(写真1)。串が楽に通るほどやわらかく。ザルに上げて、皮を剥き、さらに食べやすいおおきさに切る。汚れをふき取ったマッシュルームを半分に切る(写真2)。にんにくは薄切り。たこは水洗いして、小さめに乱切り。

2.オリーブ・オイルを入れたフライパンににんにくを入れて炒め、香りを出す。にんにくに薄く色がついたら、たこ、じゃがいも、マッシュルームを加えて中火で炒める(写真3)。

3.2.にパプリカ・パウダーとカイエン・ペッパーをふりかけ、スパチュラで混ぜながらさっと炒める(写真4)。最後に塩こしょうして出来上がり。なるべく熱いうちに食べた方が美味しい。

メモ
たこは炒めすぎると固くなるので注意。