あじのエスカベッシュ、ヴェネツィア風 |
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イワシほどではなくてもあじにも青魚特有の臭みがあり、それを消すにはお酢を使うのが定石です。ヴェネト州のサオールはワイン・ビネガーとライムを使い、グリルしたイワシをそのマリネ液にしばらく漬けておきます。あじの場合は、グリルしたてのあじにマリネ液をかけるだけで、美味しく食べられるので待つ必要がありません。松の実やレーズンも魚臭を抑えるのに役立っています。→の写真はリニューアル前に載せていたマイワシの酢漬け、ヴェネツア風です。魚が変わるだけで作り方は全く同じ。違いはマイワシの方はグリルした後、マリネ液に半日ぐらい漬けた方が美味しい(イワシ臭さが減る)という点だけです。どちらも前菜あるいはカナッペの具、タパスとしても通用する料理です。あじは小さめの方が味がいいということも覚えておくと役立ちます。
材料:前菜として4人分
あじ(中ぐらいのもの、イワシなら大きめ) | 4尾 |
オリーブ・オイル | 大匙2 |
強力粉 | 適量 |
海塩 | 適量 |
_たまねぎ | 中1個 |
_レーズン | 70g |
_白ワイン | 大匙2 |
_白ワイン・ビネガー | 大匙1 |
_グラニュー糖 | 小匙2 |
_松の実 | 20g |
_オリーブ・オイル | 大匙1半 |
_ライムの絞り汁 | 大匙1 |
作り方:(イワシ場合は「あじ」を「イワシ」に読み替えてください)
2.マリネ用ソースを作る。フライパンにオリーブ・オイルを大匙1半入れ、熱したらたまねぎを中火で炒める(写真3)。
4.あじを流水でよく洗い、水気をよく拭き取ってから、あじの両面に海塩を振り、強力粉をまぶす。粉の量はフライパンで魚の切身を焼くときよりもやや多めに(写真5)。但し、フリカッセを作るときほど多くしない。余分な粉ははたき落とす。
5.別のフライパンにオリーブ・オイル大匙2を入れ、熱したら4.のあじを皮目を下にして並べて焼く(写真6)。
メモ:
ライムの代わりにレモンの絞り汁でもよい。その場合はやや少なめに。イワシをマリネ用ソースに浸けておけるのは半日まで。それ以上長く漬けておくと固くなってしまうので、作るときは食べるタイミングを考えて。
リニューアル情報:このレシピは2020年5月16日に主材料のマイワシをあじに変更、見出し写真を差し替え、調理途中の写真を追加しました。2023年7月2日にタイトルを「あじのマリネ、ヴェネツィア風グリル」から「あじのエスカベッシュ、ヴェネツィア風」に変更しました。